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トライアングル

 

見上げる浮世の月

言いかけた言葉飲み込む

雨上がりの月が揺れたのは

水溜りを踏んだ 僕のせい

月が美しく見えないのは

また降り出した 雨のせい

あぁ、夜と泣いてる

幸福とは当たり前に埋もれ

あぁ、世界をもっと

美しい角度でみれたら

逃げ込んだ隙間は

息もできないくらい僕を

雁字搦め

ただ何気ない日々

それこそ僕にとっての空気だ

あぁ、ありふれてる

いつもが僕をなりたたせた。

あぁ、日々を疑え

​幸福とは当たり前に埋もれ

さぁ、窓を開けよう

美しい世界の始まりだ

 

 

 

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